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■FUJIFILM FinePix40i  040606

銀塩カメラを使うあちゃぴーとしては、デジタルカメラはあくまでもメモカメラとしての位置付け。そうなると自ずと携帯性が重視される。余計な機能はいらない。ズーム機能すらいらない。高解像度である必要もない。そこで購入したのがFUJIFILM FinePix40i。と言っても3年以上前の話。このデジカメ以前にも会社のものなども含めて10台ぐらいデジタルカメラは使ってきたが、どれも過渡期のものなので、いろいろ問題多しというところだ。

FinePix40iを3年以上ほぼ毎日使ってきて、いろいろ問題も出尽くした感じがするので、今後のデジタルカメラに期待を込めて所感を思いつき程度に書いてみたいと思う。

発売当時の特徴としてはMP3プレーヤーとしても使えるデジカメ。これはあちゃぴーにとっては余計な機能でどうでもよかった。むしろ、この機能があることで、他のカメラにしようと思っていたほどだ。シンプルな単機能の方が個人的には嬉しい。ちなみにMP3プレーヤーとしては一度も使ったことがない。





耐久性について:
購入当初から過酷な持ち運びが予想されたので専用ケースも買った。しかし専用ケースは、あまりの使い勝手の悪さに数回で出番はなくなる。以後本体を鞄に直接入れたり、服のポケットに入れたりして持ち運ぶ。3年間で修理は3回。多いか少ないかはクエッションだ。壊れるポイントは決まってきたので、わざわざ修理に出して高い修理代を払うよりも、自分で直すことにしている。他のプロダクトと同じく可動部におけるトラブルが多い。とくにレンズカバーの開閉のトラブル。それ以外には一度ストロボ部分の透明カバーが破損したことがあるが、これはちょっと特殊。個人的にはレンズカバーなどいらないのだが・・・ 初代FinePixが出たばかりのころ、富士フイルムの開発の方と話をしたことがある。初代FinePixはレンズカバーがなかったのだが、ユーザからはレンズカバーが欲しいという要望が強いという。それ以降はレンズカバーがデフォルトになったと思う。3年以上毎日酷使という使い方で、レンズカバーがおかしくなったのは10回以上。何度も自ら修理したが、結局レンズカバーを外してしまった。レンズカバーの開閉を認識するためにスイッチがあるのだが、常にレンズを開いているように認識させてしまうことで、問題なく作動するようになり、トラブルもなくなった。他に耐久性の問題があるとしたら、カメラ/再生/動画を切り替えるためのダイヤル部分。これはデザインの問題だ。人差し指一本で操作するようになっているが、使っているうちにゴリゴリと筐体と擦れて気持ち悪い感触なってくる。こういうダイヤルはつまんで操作するが基本。とくに軸がしっかりしていない部品を使う場合は絶対だ。


使えない専用ケース


左の写真が自ら分解して修理している様子。分解するときは、組み立てを間違えないようにデジカメで撮影しながら、作業を行っている。一度分解すると、なぜか愛着がわくもの。今までに5モデルぐらいバラバラにしてきた。構造も知らずに分解していくので、かなりリスキーな作業である。当然保証も得られない。自信がない人は絶対真似しないように。

使い勝手:
富士フイルムのデジカメはこなれているという印象だ。撮影とそのモードの選択、ストロボのON/OFFなど割とスムーズに操作が行える。あちゃぴーの場合ストロボを使うというのは稀で、デフォルトはストロボOFFだ。しかし普通のカメラの場合はストロボONがデフォルトだったりする。この場合、毎回ストロボOFFの操作をする必要があってわずらわしい。FinePix40iの場合は、ストロボモードを記憶してくれるので、次回起動してもストロボOFFが維持される。これは評価したい部分だ。

また撮影したファイルを通し番号で保存ができる点もよい。PCへ数回に分けて同じフォルダに転送してもファイル名が重なることがない。


スイッチのレイアウトは結構よいと思う。少ないボタンで複数の機能を操るのだが、なかなかよく出来ている。また基本的に片手で操作が可能となっている点もマル。耐久性があるタクトスイッチ(プチプチ押すボタンスイッチ)が基本なのもよい。ダイヤルだけは部品セレクトの問題もあるのだが、いただけない。操作系は全てタクトスイッチの方がよいと思う。電源のスライド式はマル。ボタン式だと不用意に押してしまうからだ。また評価したい部分として、シャッターレリーズが円形である点。これは押しやすい。というか、長いカメラの歴史で、これに落ち着いたのに、最近では薄型を実現するためにシャッターレリーズの形状が変なものも見かける。

電池が汎用の単三型であり、専用電池でないところが素晴らしい。数年後でも手に入るという意味で安心して使える。ちなみにニッケル水素電池を常に6本用意してローテーションで使っている。電池の駆動時間は1年も使っていると目に見えて減ってくる。この3年間でトータル12本使ってきた。

ついでにメディアはスマートメディア。この手のメディアのデファクトスタンダード争いはどうなったのか・・・ あまり意味がなくなってきたようだ。だいぶ前のことだが、富士フイルムの人もその都度採用するメディアは決めていくと、かなり割り切った発言をしていた。

パソコンへのデータ送信。普段はUSBケーブルを使って行っている。USB1.0なので、転送速度は遅いが、転送は頻繁に行い、一度の送信容量も大きくはないので特にストレスは感じていない。むしろ問題なのは、専用USBケーブルであること。おそらく小型化するために規格もののコネクタの採用はやめたのだろう。ケーブルが破損したら、専用ケーブルを買いなおすことになる。売っていればの話だが・・・それもあやしい。手に入らなければ、メディアから直接落とすことになる。それもでいいのだが、環境によっては、ケーブルは便利なのだ。


画質:
富士フイルムはその社名からしてカメラよりもフイルム。つまり画像処理のメーカーだ。デジカメにおいては箱、CCD、レンズ、画像処理まで、自社で開発できる力を持っている。フイルムの圧倒的なシェアから見ても画像処理技術は高く、他のデジタルカメラを製造しているメーカーよりも明らかにノウハウは蓄積されている。フイルムではベルビアというものが有名。発色が派手で本来の色よりも鮮やかに演出する傾向がある。デジカメでも同じように忠実な再現よりも、より鮮やかにという方向で処理されているようだ。とくに人の肌の色は、ややピンク色で鮮やかに再現される。好みもあるが、あちゃぴーとしてはメモデジカメに画質はそれほど求めていないので、極論を言ってしまえば何でもいいのだ。ひどくなければ。そうそうデジカメの画像をHP等で使うことが多いのだが、あちゃぴー的には640×480ピクセルの解像度で充分。そこで以前SONYのデジカメを使っていたときは、この解像度で撮影して、撮影枚数を優先させていた。画質も良くはないが、悪くもなかった。しかしFinePix40iで640×480ピクセルで撮影するとSONYよりも悪いのだ。はっきり言って使いたくない画質になってしまう。結局もう一段解像度を上げて使用している。こうなるとSONYよりも画質も発色も良くなる。このページの写真をどのカメラで撮影したかを言うと、ミノルタのカメラはすべてFinePix40iで撮影している。それ以外はDimage Xで撮影している。発色の違いがなんとなく分かると思う。FinePix40iは画像処理だけでなく、フジノンレンズの性能もこの描写力に大きく影響しているように思える。あちゃぴーはフジノンレンズファンです。落ち着いたやわらかい描写をする。


総評:
他のデジカメもいろいろ使っているのだが、メモデジカメとしてはなかなか良いと思う。今後もより快適なデジカメを求めて購入していくだろうが、まだまだ過渡期のプロダクトという印象で、数年ごとに買い換えるというスタイルになりそうだ。今ほしいデジカメは自転車に乗りながら撮影をガンガンできるもの。探してはいるのだけど、これって今のところないね。とりあえずレンズとファインダーが角度を変えられるタイプが便利そうだ。あとは魚眼レンズ付けれるとか、全方位撮影レンズを付けられるとか、GPSと連動させるとか、段々怪しい使い方になっていく。こうなると対応できるカメラは限られてきて、メモ用途とかいう話ではなくなってしまう。大抵高級機種になってしまう。


ちょっくら比較してみる ミノルタ(現コニカミノルタ)Dimage X



FinePix40iを意識して開発されたと思われるカメラだ。背面のボタンレイアウトからそれっぽい。このカメラも発売と同時に使い始めたので、2年ぐらいは使っているかな。使っていると、どうしてもFinePix40iと比較したくなってしまうカメラ。下の比較は、あくまでもあちゃぴーの使用方法による所感なので使い方によって違う印象になることをお断りしておく。

このカメラの特徴はズームレンズで内部に上下にレンズ系が組まれている。それによって薄型、光学ズームを可能にしている。そういう意味では画期的な構造のカメラ。

動画:
最近のデジタルカメラは動画撮影も当たり前。FinePix40i、DimageX共に数秒の撮影は可能となっているが、あちゃぴーとしてはデジカメに動画撮影機能は求めていない。まぁそれでも使用頻度は少ないながらもたまに(あえて)使うこともある。使ってみるとDimageXは動画撮影は簡単にできないことが判明。メニューで設定しないと撮影できないので面倒。使い勝手がどうのというレベルの話ではなく、動画撮影に消極的な印象を受ける。カタログ上、できますよと言うためだけに付いている機能のように感じてしまう。FinePix40iは静止画撮影と同じ要領で動画撮影が可能。かなり積極的。

FinePix40iよりも良い点
○薄型 ポケットにスーと入る薄さがひじょうによい。
○背面のカーソルボタンによって、露出補整をワンタッチで行える。あちゃぴーはよく使う。
○撮影後もシャッターを押しっぱなしにしていると液晶ファインダーに撮影結果を表示してくれる。この機能もひじょうによい。デジカメの場合すぐ撮影がうまくできたかどうかの確認をしたいので使える機能。

FinePix40iよりも悪い点
○ストロボONがデフォルト。 電源を入れるたびにストロボモードはリセットされてしまう。ストロボOFFが基本のあちゃぴーとしては、かなりイラつく。いちいちストロボのチャージが行われるので起動も待たされる。
○Dimage Xのシャッターレリーズは形状が長方形で使いにくい。
○電池が専用電池 薄型を実現するために採用したのだろうが、高価で生産終了後数年で手に入らなくなるだろう。カメラ購入時に3個買ったが、最近消耗してきたようだ。
○ホールド感が悪い。薄型すぎて握りにくく、手ぶれを起こしやすい上に滑りやすい表面処理。デザイン処理でもっと改善できたはずなのだが・・・ 別の意味でのデザイン処理が優先されたようだ。
○ボタンレイアウトがよろしくない。意外にも片手で操作しにくい。
○液晶が見難い。視野角が狭く斜めから見るとほとんど確認できない。とくに屋外ではきつい。
○ファイルを通し番号で保存できない。
○液晶面
液晶面は常にきれいにしておきたい。油でギラギラになっているとファインダーとして使いづらいので。FinePix40iは液晶面とボディのツラが同じなので、簡単に汚れを拭き取ることができる。DimageXは液晶面がボディよりも奥まっているので拭きづらい。ホコリも隅に溜まる。これはいただけない。
○電源ボタン
丸い小さなボタンを押すだけなので今現在の動作が確認しづらい。電源をOFFにしようと思ってボタンを押すと、しばらくしてからOFFになる。ボタンを押したつもりが押せてなかったりすると、いつまで経ってもOFFにならない。だからもう一度押すことになる。しかし、電源OFFがモタモタしていることもあるので、押してみたら起動になってしまったこともある。同じことが起動時にもいえる。はっきりしない電源ボタンという結論。
○電池&メディアの蓋であるが、これが不用意に開いてしまうことがある。右手で操作するときにボディを握りこむのだが、必ず蓋に手のひらが当たるので、蓋が開くこともあるのだ。これはかなりまずいぞ。



Dimage Xは趣味的には面白いのだが、総合的にはFinePix40iの方があちゃぴーには合っている。



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