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Panasonic SL-CT352 2005
最近、街を歩いていると、iPodなどのメモリ、HDDタイプのポータブルプレーヤーを使っている人を多く見かける。CDを持ち歩かないので、オリジナル音源を破損させないという安心感はあるし、小型で、振動に強いのは魅力だが、個人的にはCDの音源をわざわざパソコンを使って変換してから、プレーヤーへ転送させるのは面倒に思えてしまうし、屋外で聴くことはないので、まだまだ普通のCDプレーヤー(MP3も再生できない)でいいですってかんじ。でも、これだけメモリタイププレーヤーが主流になってしまうと、各社PCDP(ポータブルCDプレーヤー)は、明らかに力が入っていない。(0711にPanasonicのホームページをチェックしたら、PCDPはすべて生産終了じゃん。もう作らないのか?)


そんな時代と逆行してPCDPを6000円台で買った。(2005年のはなし) パナソニックのSL-CT352という廉価モデル。音はその価格に似合わず、デジタルアンプとやらの効果か、音がクリアでびっくりした。以前使っていたものが、16年以上前のソニーのディスクマンD-101(これも廉価モデル)だったのでモコモコの音から、すっきりはっきりした音へのギャップは大きい。このPCDPのよいところは操作性。表面に操作ボタンがあるので楽。最近のPCDPは、どれもコストを下げるために、操作ボタンが横あるいは底面にあったりする。持ち歩いて聴くことを前提に割り切ったのだろうが、私みたいに卓上で使うニーズからすれば、使いにくいだけ。バッテリーは単4電池x2ということで、持ちは悪いが汎用型なので専用バッテリーよりマシ。本当は、本体が厚くなっても単3電池が使えるとよかった。

そういえば、重大な問題(?)があった。輸入盤の何枚かが再生できないという妙な現象が起きたのだ。再生しようとすると擦れる変な音がしたので、どこが擦れているのかチェックしてみたら、ディスクの記録面と中心部の間にあるわずかな凸が、プレーヤーのピックアップ部周辺と擦れているのだ。これの問題で、回転がうまくいかずに、途中で止まってしまうこともしばしば。国内盤のCDは、この凸がほんのわずかなので、擦れることはないが、輸入盤の数枚は同じように見えても若干凸が大きいようだ。Panasonicさんには、PCDP本体を薄くするのもいいが、もう少しクリアランスをあけてほしかった。他のプレーヤーではこんなことはなかったのに。メカを削るか、問題のあるCD数枚の凸を削るか悩ましいところだ。

上記擦れ問題の対策
輸入版以外でも擦れるCDが何枚も見つかった。このままでは気持ち悪いので、対策をとることにした。
クリアファイルをドーナツ状に切って、下記のように取り付けることで、CDとの距離が適正になり、擦れはなくなった。



ボタンは位置、大きさともに扱いやすい            ヘッドフォン端子、DC入力、外部バッテリー入力
イコライザとかモードとか変な機能はいらないのだが・・ 


バッテリーは主に単4形のeneloopを使用 ディスクを入れる面に電池ボックスがあるのはいただけない。ふたをしっかり閉め忘れると、CDに傷を付けてしまいます・・・(泣) 電池にアクセスするにもCDを取らないとならない。使い勝手悪すぎ。


ヘッドフォン
PCDPにつなぐヘッドフォンはSONY MDR-CD900ST、SONY MDR-Z900というスタジオ用ヘッドフォンを長年使っている。今まで屋外で音楽を聴くということはなかったので、大きなヘッドフォンで問題なかったが、持ち歩く必要性が出てきた。屋外ではなく屋内で聴くのだが、自宅ではないので持ち運びする必要がある。さすがにでかいヘッドフォンを持ち歩きたくないので、付属のインナーフォンを使ってみたら、あまりの音の悪さにがっかり。そこで代替としてSENNHEISERのMX400という1280円のものを購入。モニターヘッドフォンは聴き疲れするので、最近は、こればかり使っている。


付属インナーフォン&リモコン                     SENNHEISER MX400 1280円


SONY MDR-CD900ST こいつはすごい解像度を誇る ベースの音がしっかり楽しめます。

調子が悪い 071111
最近、SL-CT352が音量などを記憶していない。 再生を押すと常に初期設定と思われるレベル10になっているので、毎回ボリュームを下げる必要がある。そして、ついに電池で駆動しなくなる。CDを入れて再生ボタンを押すと、CDがまわり出したところで停止してしまう。でもACアダプタでは問題なく動作する。さらに外部バッテリー端子から電圧を4Vまで上げて入れてやると駆動する。3年近く使ってはいるが、ちょっと壊れるの早くないかい? 使用頻度はちょっと高かったかもしれないが。


分解はかなり楽だ。中のねじを4本取り外して、ケースを密着させている爪をはずせば簡単に取れる。この手の機器で、簡単にバラせるのはありがたい。爪もどこにあるか親切に見えるし。(製造上そうなったのだが) 中の基板やピックアップユニットなどもシンプルな構成で、いじりやすい。

では何が問題か? この症状って、実は以前使っていたSONY Discman D-101でも同じような現象が起きていた。電池駆動できなくなり、ACアダプタ専用機として使い続けて10数年。そして2004年にCDを再生できなくなり、Panasonic SL-CT352を購入したわけだ。わずかな電気の知識を総動員すると、電源の安定化部分の問題と推測。症状としてはCDが回りだしたあたりで止まるので、モーターが回り出す瞬間に電圧が一時的に低下して、ICを駆動できなくなってしまうように思える。電池駆動だと高くても3Vなので普通に考えてもパワー不足だ。そのため安定した電圧を保つために安定化回路などがあるのだが、その部分が劣化していれば、安定した電源供給はできない。で、回路の中で劣化しやすい部品の代表は電解コンデンサー。温度条件に大きく影響されるけど数年から10年で劣化が普通。問題は基板に並ぶコンデンサーのうち、劣化したものを特定すること。電気屋さんが見れば一発なのだろうけど、私にはちょっと能力不足だ。いっそのこと全部取り替えてしまうのも手だ。コンデンサーは音への影響が大きいので、オーディオ用といわれるコンデンサーに取り替えれば、音も改善されて楽しいというもの。もともと付いているコンデンサーはコストダウンのため安価なものなので、ちょっとよいコンデンサーにするだけで改善の方向になるだろう。PCDPで使うコンデンサーなんて数十円〜100円程度なので手軽である。


SONY Discman D-101とその基板

コンデンサー候補としては、オリジナルが高さ5mm程度なので同じサイズが理想だが、オーディオに適したコンデンサーはやや大きめというか標準。まぁ寝かせれば入りそうだ。(その後隙間を測ってみたら約6mmのスペースしかない。辛い・・・直径5mmのコンデンサを寝かせるしか手はなさそうだ。高さ5mmのコンデンサも入手困難だし。) 候補はSANYOのOS-CON、RubyconのBlack Gate、ニチコンのMuseなどかな。もしくは容量の小さなものは電解コンデンサーをやめて、フィルムコンデンサにしてもよい。いろいろ付け替えて音がどう違うか試すのも面白いかも。


Panasonic SL-CT352 この筒状のものがコンデンサ       ピックアップ部

だが暇がない。コンデンサーを買いに行くのが一番の問題。コンデンサーを売っているお店が名古屋のどこにあるのか?大須のアメ横あたりにあるかもしれないが、目当てのコンデンサーがあるとは限らない。通販という手もあるが、数十円の買い物に手数料と送料が1000円以上というのも、なんとも馬鹿げている。やはり何かのついでに購入することにしよう。それまでは外部バッテリーとACアダプターでしのぎつつ、知識の補充でもしておこうと思う。

駆動実験をしていて思ったことがある。電池駆動とACアダプター駆動では音が違うのだ。オーディオマニアでもないので、あまり微妙な差は気にしないのだが、比べると明らかに違った。これを知ってしまうとACアダプターでの駆動は避けたいところ。ACアダプターの音は、曇った印象を受ける。解像度が悪いというかんじ。細かな部分が濁るというか・・・ 電池駆動はすっきりとしていて、細かなニュアンスもはっきりと聞き取れてしまう。比べれば誰でもわかるレベルですな。驚き。こういう世界に魅力を感じるのも分かる気がする。


付属ACアダプターは、スイッチング電源のようだ。とにかく軽い。出力4.5Vとあるが、電圧を測ってみると4.1V。オーディオ機器はノイズを嫌ってトランスが多いのだが、音の悪い原因はスイッチングにもありそうだ。ちなみに右写真がSONY D-101のACアダプターの中身。トランスタイプだが、やたらシンプルだ。6V 出力とあるが、実際は脈流の8Vが出てくる。D-101本体内で3端子レギュレータによって平滑化されているようだ。電源は感電の危険性があるので、バラすのはやめましょう。


手製電池ボックスは、用途がなくなった在庫の単2電池を使いたかっただけ。電池を増やして電圧を調整します。3本使って4V弱で使うと調子の悪いSL-CT352も駆動する。さらに、あまり好ましくない使い方だけど、弱った電池を4本直列で3V以上になったりするので、ちゃんと駆動します。注意点はすべての電池が同じ容量であること。極端に容量が違うとあっという間に電池が劣化します。また、あまり限界まで使うと何かよからぬこと(過放電による液漏れとか)が起きそうなので、ほどほどで廃棄します。


オカルト?
さらに、ネットでいろいろ検索していると、オーディオの世界には理解しがたいオカルトじみたことが多いように思う。最終判断が人間の耳というあいまいさがもたらしている楽しさでもあるのだが、なんとも奇妙な世界だ。たとえばCDのエラーを減らして音をよくするような話もあるのだが、これっていろいろな条件が交錯していて整理されていないし、それに思い込みがあちこちに入っているようだ。

たとえばディスクのエッジを緑色を塗ると音がよくなるという話が以前からある。実は以前あるオーディオメーカーと仕事をしていて、そこの社長さんがご丁寧に私のお気に入りCD「SHLOMO MINTZ」のエッジを緑色に塗ってくれた。「あ、ありがとう・・・」 残念ながら私には音の違いは分からなかった。説明によると、読み取りエラーが少なくなって音がよくなるそうだ。本当か? そもそもエラーは誤り訂正などで補完されて、まずアナログに変換されるデータは完全なものであるはず。もしエラーが出ていたら、ブチッとか、キュルルという明らかに分かる音になってしまい。音が良いとか悪いというレベルの話ではないはず。当時(9年ぐらい前)は、音を追求するなら、CDをレコードのようにトレースして再生するなんて馬鹿げていると思っていた。大学時代にCDの円盤を試験をしていた会社の社長から聞いたのだが、かなりエラーが出るということだった(これは17年前) それを一回でエラーなくトレースするのは無理な話。そのための誤り訂正であるはず。逆に誤り訂正のすごさに感動したものだ。それでもトレースをいかにきちんとするかということを力説していたので、そんだったら一度メモリーに蓄えてから再生すれば?ということを言っていたのだが、それでもCD1回トレースに固執していた。しかし、この問題、意外と奥が深かったりする。誰もが正しい。問題は何をしたいかだけの話なのだ。

緑色に塗られてしまった「SHLOMO MINTZ」

個人的には聴き比べしたこともないが、実際に読み取りエラーが多ければ音が悪くなるそうだ。しかしCDプレーヤーのエラーによる音への影響は間接的であると思う。つまり、エラーによる情報不足で音が悪くなるということはあり得ない。情報は100%あるのだが、読み取りエラー、もしくは読み取るための機械的要因によってさまざまな悪さをするとしか考えられない。ジッターなどモーター周りからの影響はかなり大きいだろうし、ICでエラー訂正やら計算がガンガン入れば、アナログ回路への影響も避けられない。最近はピックアップ性能がすばらしく、エラーが出にくいようなので、ジッターが一番大きな影響を及ぼすだろう。CDプレーヤーの場合は機械的な部分と、D/A部分が一体となっていることから、何らかの影響が出てしまう。データは全く同じでもオリジナルCDとCDRとの音の違い、さらにCDRの銘柄による音の違いも出るのは当然の話だ。これらを切り離せば、問題はクリアになってくるはずだ。手っ取り早いのは、信頼性のあるメモリへ完全なデータを入れてしまうことだろう。その上で、アナログに変換してあげればよいはずだ。音にこだわるならCDから直接再生するのはやめたほうがいい。これは間違いないだろう。最近のメモリタイプのプレーヤーは意外と正当な方向性に思えてきた。圧縮しなければね。あとはD/A変換周辺に命かければかなりの音が期待できそうだ。個人的には、PCDPで満足してしまう人間なので、ディープな世界には首を突っ込まないけど。


修理の練習 071112
使わないSONY Discman D-101の中身を眺めてみる。ひょっとしたら、コンデンサーを入れ替えれば復活するかも?しかし音は明らかによろしくないし、Panasonic SL-CT352があるので使うことはないだろう。でもコンデンサーの取り外しなどの練習には使えそうだ。早速やってみる。コンデンサーの入手次第だが、ひょっとしたら動かすところまでやるかもしれない。今日は抜くだけ。

電解コンデンサーの取り外しは難しい?
半田ごてを使って、電解コンデンサーを取り外しを行ったが、熱でコンデンサーを破壊してしまった。2個死亡。その後さらに2つ取り除く。これは成功した。片足ずつ交互に抜いていくとうまくいくようだ。取り除いたコンデンサーをテスターでチェックすると、あれれ?正常な値を示す。17年ほど前のコンデンサーって、大丈夫なの? 劣化していることを期待していたので、逆にコンデンサーを取り替えても直らないのでは?という不安にかられる。

ICチップを眺める(下の写真はいくつかのコンデンサーを抜いた後の状態)
それにしてもSONY D-101に比べて、Panasonic SL-CT352はチップ化が進んでいる。電解コンデンサーの数もD-101が24個に対してSL-CT352は、10個と半分以下。 さらに種類は前者が10種類で後者が4種類だ。D-101で驚いたのはオーディオ向けで評判のよいサンヨーのOS-CONらしきものが3つも使われていたこと。こんな廉価PCDPでありながら、こだわりを感じる設計だ。意外です。


SONY D-101 表
基板表には、SONYのICが3つ。CDのコントロールなどをするメインとなるCXD2500AQとドライバと思われるICが2個。NECのチップはD/Aコンバータだろう。Motorola MPC1716FUは一体何をしているのだろうか?プレーヤーの動作などをコントロールしているのだろうか。まぁいいや。怪しいチップは、写真左上の型番がペンで消されているチップ。位置的にはヘッドフォンアンプのチップだろう。意図的に文字を消しているようなので、シンナーではがして型番を見てやる! BA3570FSというROHM社製のヘッドフォンドライバだった。オートラウドネス付きというものだ。なぜ隠すんだ? その後、SPI-015S MKII(制振合金・粉体塗料3 http://www.seisin-eng.com/audio05/ という振動を抑制する塗料を発見。ひょっとしてヘッドフォンドライバの振動対策か? 塗る場所としては適当だ。そういえば、ひとつだけだが電解コンデンサの頭にも何か塗料が塗られていた。振動対策なら、細かな芸をするもんだなと感心するのだが・・・ そのうち関係者に聞いてみよっと。
左側下には、ACアダプターからの電圧を下げることで電圧を平滑化する3端子レギュレーターがある。、昇圧回路もある。これはバッテリーの電圧を逆に上げるもの。バッテリーは徐々に電圧が下がっていくので、電圧を一定に保つために、この回路が必要になる。昇圧用のコイル(左下の中央穴ありの円柱状)の右横にあるちっぽけな素子は昇圧用のICだ。何Vに昇圧しているのかな? 3.3Vか?コイルから推測できると思えるが、メインのICの仕様から推測した方がおそらく早いだろう。昇圧の仕組みを調べてみたら、コンデンサーにかなりの負担をかけていそうだ。毎秒10万回というレベルで、コイルからコンデンサーへパチパチと電圧をかけて行くようだ。こんな状態では早く劣化するかも? SONY D-101にしてもPanasonic SL-CT352にしても、昇圧回路のコンデンサーが一番怪しいとみた。で、どれが昇圧回路のコンデンサーだ? 勉強不足だ。


SONY D-101 裏
裏を見てみる。気になったのは赤いものが各チップの裏から染み出ているように見える。おそらく接着剤だろう。表面実装なので、組立ての際、仮止めするためのものと思われる。(知識があるわけではないので、いい加減なことを言ってます。) SONYの大きなICは、配線をみれば一目瞭然であるが、ディスプレイ用ドライバ。NPC SM5840CSと書かれているものはサンプルレートコンバータのようだ。 もう一個おまけ。中央の小さいやつ。JRC 2903 1258D 2回路入りコンパレータ (電圧もしくは電流を比較)のようだ。



Panasonic SL-CT352 修理開始 071117
バッテリーを使うと再生できないという症状のため、怪しい昇圧回路のコンデンサから手をつける。まずは、それらしきコンデンサをひとつ交換して、それでダメなら考え直すことにした。

怪しいコンデンサは、昇圧用コイル(青い筒状の101と書いてある)の近くの比較的容量のデカいコンデンサであることは間違いない。となると、松下製の4V 470μFが2つ並んでいる。パターンをたどっていくと、上の写真で一番左端っこのコンデンサと判断。まずはこいつを抜いてしまおう。


交換するコンデンサーは右端のもの。


上の写真が抜き取った状態。裏を見ると汚い半田のカスがあるところ。SONYのD-101で練習していたはずだが、Panasonicの方が取れにくかった。何かコーティングされているので、それが邪魔していたようだ。はんだごてで強引に取ったので、コンデンサは死にました。


左が抜き取った松下製4V 470μF。右が新しい日本ケミコン製6.3V 470μFの電解コンデンサ。スペックは以下の通り。4Vは入手困難だったので、6.3Vにしてある。またサイズが一番の違い。部品を入れられるスペースは6mmぐらいしかない。オリジナルは5mmの高さなので問題ないが、KMG6.3VB470Mは、11mmもある。直径も6.3mmあるので、寝かせて入れるにしても不安である。日本ケミコンにした理由は、以前一緒に仕事をしていたからなのだけど、コンデンサーの信頼性からみても世界トップクラスだと思うよ。

日本ケミコン
KMG6.3VB470M
6.3V 470μF
105℃
サイズ直径6.3*高さ11mm
価格 \60


この狭いスペースにコンデンサーを入れる。スペースの高さは約6mm。 ほとんどのパーツ高さは5mm以下で構成されている。

これが交換後の姿。他のコンデンサーは、きれいに並んでいるのに、この取り付けは強引な感じだ。リードをあまり伸ばすのは昇圧回路としては好ましくないようだけど、無理やりいれるにはこれしかない。ケース内にも何とか納まった。

結果は見事正解でした。何事もなく電池駆動が出来るようになった。このコンデンサ一個のために電池駆動できないということでした。めでたし。めでたし。この部分は電池駆動を繰り返していくと、わりと早く死ぬようなので、また3年後に交換することを覚悟しておこう。修理代は60円と、かなり安いので苦ではない。でも日本ケミコン製でスペックも上になったので、5年は持つかな?

その後 071229
基板上の回路を推測するときはパターンを追いかけていくのだが、部品で隠れていて正確に追えないこともよくある。今回も適当に推測して交換している。しかし交換したコンデンサが昇圧回路用で利用されているなら、普通ESR値(コンデンサ内部抵抗)の低いものを使うのに、実際には標準品だったので、ひょっとしたら昇圧用ではない? という疑問も出てきた。そこで調べてみたのだが、標準品を並列につなぐことでESR値を下げるということもあるらしい。それなら合点がいく。早速、並列になっているかどうか隣の電解コンデンサをはずしてみる。パターンを追うと見事に並列接続されている。前回と同じ日本ケミコンKMG6.3VB470M(60円)と交換。


SONY DISCMAN D-101 修理 071117
ついでに、こいつも修理してしまおう。


写真は、ガリが出るボリュームをバラしてクリーニングして、また基板に戻す。接点部分がかなり痛んでいる。普通接点復活剤などを使うのだが、そういうものは持っていないので、接点を鉛筆で塗ることで多少の改善を試みる。過去に何度も同じ方法を使っているけど、不思議とガリはなくなります。掃除の効果が大きいと思うが、鉛筆効果はどうだろうか? ちなみに鉛筆の芯の抵抗を測ると1オームを切ったりするので、それなりに効果は期待できるようだ。



練習で抜いてしまったコンデンサーを日本ケミコン製に入替え。寝かして入っている茶色いコンデンサーが入れ替えたもの。スペースとの格闘で、かなり無理をして入れている。数本入れたのでPanasonic SL-CT352よりも部品代は上回ってしまった。


セットアップしてeneloopで通電。 回った・・・感動。 こいつも原因はコンデンサーであったか。本当は昇圧回路部分だけ取り替えればよかったものを、練習と称してガンガン抜いてしまったはもったいなかった。

しかし、まともな再生までは行かなかった。CDの読み込みで失敗している。これはピックアップ周辺の問題かもしれない。また後日原因追究かな。今日は、とりあえずバッテリー部分は直ったのでよしとしよう。




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